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猫だまし戦法講座 第4章・第2節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 序盤の注意点 その2
その1の続きです。参考4図以下、先手は△8四飛から△8七飛成の狙いを前もって受けねばなりません。防ぎ方は、前回述べたように①▲8六歩か②▲7七角しかありませんが、どちらも芳しくないと思います。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第2節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 序盤の注意点 その1
第1図は、後手が相三間飛車を目指して△3五歩と突いてきたところです。猫だまし戦法に対して、相手が振り飛車党の方の場合、相三間飛車にしてくることが多いように思います。また、第1章・第2節の実戦例のように、初手▲7八飛の挑発に怒った居飛車党がこうしてくるケースもあるようです。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 下町流三間飛車とは
「下町流三間飛車」とは、小倉久史七段が自身の三間飛車の流儀に対して名付けた愛称です。後述する小倉七段の棋書「下町流三間飛車」のまえがきに命名の由来が載っており、いわく「江東区大島(下町)に住み、ここで将棋教室を開いていて、愛着があるから」だそうです。 -
奇襲戦法の基礎知識 早石田とは
早石田とは、石田流のオープニングから▲4八玉と上がった直後に▲7四歩と速攻を仕掛けていく戦法です。意外性、決まったときの破壊力、そして相手に正しく応対されると不利になるという特徴から、奇襲戦法に分類されています。 -
将棋情報局にて、久保利明王将と中田功七段の対談「さばきの極意」無料公開中
将棋情報局にて、久保利明王将(当時九段)と中田功七段の対談「さばきの極意ー振り飛車のさばきとは何か!? 前編」の一部が無料公開中です。将棋世界2015年10月号に掲載されていた対談記事で、5回に分けて公開されています。 -
NHK将棋フォーカス 2018年2月のテーマは石田流三間飛車
2017年10月に始まり2018年3月まで続くNHK将棋フォーカス内の将棋講座、「カズトシ流 主導権をにぎる振り飛車」(講師は佐藤和俊六段、聞き手は室谷由紀女流二段)。2018年2月のテーマは、「豪快にさばく!石田流三間飛車」です。NHK将棋講座テキストも発売中です。 -
斎藤明日斗新四段、小倉七段の三間飛車穴熊に勝利し白星デビュー 竜王戦
昨年(2017年)12月に行われた、第31期竜王戦6組ランキング戦、小倉久史七段 対 斎藤明日斗四段戦。齋藤四段は、第61回奨励会三段リーグを突破し新四段となったばかりで、本局がデビュー戦。藤井聡太四段のプロデビューから1年後になります。藤井四段が2016年12月24日のクリスマスイブに、同じく竜王戦6組で加藤一二三九段戦でプロ公式戦デビューしたのは記憶に新しいところです。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第1節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 概要説明
第4章では、第3章第1節の概要説明でも述べたように、初手から▲7八飛△3四歩▲4八玉に対し△3五歩または△3三角として、相振り飛車となる展開について説明します。具体的には、「相三間飛車型」(第1図)、「VS陽動居飛車型」(第2図)、△3三角からの「VS向かい飛車型」(第3図) の3つの戦型に分けて説明していきます。 -
藤井聡太四段、新手△5五歩で中田功七段のコーヤン流に快勝
第31期竜王戦5組ランキング戦、中田功七段 対 藤井聡太四段戦は、後手・藤井四段の勝利。前回の対戦では先手・藤井四段の居飛車穴熊 対 後手・中田七段のコーヤン流三間飛車でしたが、今回も先後を変えてコーヤン流 対 居飛穴となりました。 -
奇襲戦法の基礎知識 鬼殺しとは
「鬼殺し」とは、将棋の奇襲戦法のひとつです。意外性のある派手な手順と決まったときの破壊力は「奇襲」の名にふさわしく、戦法のネーミングの良さと相まって、最も有名な奇襲戦法なのではないでしょうか。