「何間飛車が見たい?」久保九段、ファンの要望に応え三間飛車を採用し勝利
毎年行われている将棋界最大のイベント「第46回将棋の日」。今年はオンラインバージョンで様々なオンラインイベントが行われましたが、そのうちのひとつが「Live!御城将棋・御上段の間から特選対局」で、久保利明九段と糸谷哲郎八段の対局がオンライン中継されました。
毎年行われている将棋界最大のイベント「第46回将棋の日」。今年はオンラインバージョンで様々なオンラインイベントが行われましたが、そのうちのひとつが「Live!御城将棋・御上段の間から特選対局」で、久保利明九段と糸谷哲郎八段の対局がオンライン中継されました。
第61期王位戦予選、▲西川和宏六段 対 △藤井聡太七段戦。言わずと知れた藤井七段に対し、西川六段は三間飛車を多用する振り飛車党。順位戦はC級2組在籍であるものの、竜王戦では2組に在籍し、10月21日に行われた竜王戦で斎藤慎太郎七段戦に勝利していれば1組に昇級していた、という「ねじれ」状態にある棋士でもあります。
「袖飛車」とは、飛車を居飛車の位置から1つ寄って戦う戦術です。第1図は先手石田流三間飛車VS後手袖飛車の例ですが、石田流に限らずどんな振り飛車が相手でも、または相居飛車戦でも、飛車を1つ寄った形は袖飛車と呼ばれます。
2018年8月19日に行われた第3回YAMADAチャレンジ杯決勝、▲大橋貴洸四段 対 △近藤誠也五段戦にて、大橋四段がノーマル三間飛車を採用して近藤五段に勝利し、優勝を飾りました。先手番となった大橋四段は、普段は居飛車党であるにも関わらず、決勝の大舞台で意表のノーマル三間飛車を採用しました。
棒金に並ぶ対石田流の急戦策 第4期叡王戦の段位別予選、▲中村修九段 対 △木村一基九段戦。 本局の棋譜と動画解説は、叡王戦のWebサイトで観ることができます(2018年8月時点)。 中村修九段は過去に王将のタイトルを2度…
初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩とする石田流の棋書、定跡書をまとめました。石田流の棋書は、先手中飛車(初手▲5六歩)やゴキゲン中飛車、角交換振り飛車とあわせて解説されている棋書も多いですが、これらについては石田流の割合が約半分以上を占める棋書にしぼりました。