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【2022年7月更新】ノーマル三間飛車の棋書、定跡書まとめ
序盤早々に▲6六歩(後手番ならば△4四歩)と角道を止める三間飛車、いわゆるノーマル三間飛車の棋書、定跡書をまとめました。2000年以降発売の棋書を対象として、ノーマル三間飛車本/居飛車側のノーマル三間飛車対策本ごとに、新しいものから順に載せています。 -
奇襲戦法の基礎知識 新鬼殺しとは
「新鬼殺し」とは、鬼殺しのような奇襲を仕掛ける突撃力を持ちながらも、仕掛けずに駒組みを進める展開に持ち込むこともできる、「進化した鬼殺し」とも言える戦法です。奇襲を仕掛けるというよりも、誘いの隙を見せて相手をハメる要素の方が大きい戦法でもあります。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 本編 その2
5手目▲2八銀(第1図)ですが、これは言わずと知れた金無双への第一歩。玉頭攻め対策はこの1手で万全で、憂いなしとなります。第1図以下△3二飛に対しては、▲7六歩とさっさと突いてしまいましょう。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 本編 その1
本編では、まず初手から▲7八飛△3四歩▲4八玉△3五歩に対する5手目について考えていきます。先手は▲7六歩と突くことができない(角交換から△4五角と打たれる)ため、2七か6七の地点をケアする意味で、①▲3八玉、②▲2八銀、③▲5八金の3つが有力手として挙げられます。 -
プロ棋界でノーマル三間飛車が振り飛車の主力戦法に?
将棋世界2017年12月号の久保利明王将と菅井竜也王位の対談にて、久保王将をして「対居飛車穴熊の急所をつかむ感覚が先をいっている」と言わしめた井出隼平四段。その井出隼平四段によると、プロ棋界でノーマル三間飛車(早々に角道をとめる三間飛車)が振り飛車の主力戦法になるつつあるそうです。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 トマホークとは
「トマホーク」とは、5筋の歩を突いてない居飛車穴熊を相手に、ノーマル三間飛車▲6七銀型から左銀と端桂の進出を軸に強襲を仕掛ける、超攻撃的戦法です。アマチュア棋界でタップダイスさんがトマホークを解説した電子書籍(「トマホーク解体新書」など)をリリースしたことが主なきっかけとなり、その名が広まりました。 -
石田流の基礎知識 久保流急戦(久保新手▲7五飛)とは
久保流急戦とは、2009年に行われた第34期棋王戦五番勝負第2局、▲久保利明八段 対 △佐藤康光棋王(段位は当時)戦で、久保八段が披露した新手▲7五飛、およびその後の一連の構想です。この新手で、久保八段は第36回升田幸三賞を受賞しました。 -
将棋世界2018年4月号にトマホーク戦法講座
もうすぐ発売される将棋世界2018年4月号に、トマホーク戦法の講座が載ることがわかりました。連載講座「最新型はサトシにお任せ」(講師は高野智史四段) の第3回「ノーマル三間飛車の逆襲―衝撃のトマホーク戦法」です。 -
角交換三間飛車の基礎知識 うっかり三間飛車とは
「うっかり三間飛車」とは、菅井竜也七段(当時)が2017年に披露した▲5六歩型(△5四歩型)の三間飛車です。第58期王位戦七番勝負、羽生善治王位 対 菅井七段戦で3局も現れたことで、一躍注目戦法となりました。 -
藤井聡太五段、南芳一九段の石田流に大逆転勝利 王将戦
第68期王将戦、南芳一九段 対 藤井聡太五段戦。南九段はタイトルを7期獲得した実績のある古豪です。本局は南九段のノーマル三間飛車+美濃囲いに対し、藤井五段は居飛車穴熊を選択(第1図)。それを見て南九段は角を6八へ引いて石田流へ(第2図)。