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三間党注目「角交換相振り飛車 徹底ガイド」2019年9月発売
2019年9月に、角交換するタイプの相振り飛車の棋書「角交換相振り飛車 徹底ガイド」が発売されることがわかりました。著者は、「相振り革命」シリーズなどの相振り飛車の棋書でおなじみの杉本昌隆八段です。最近では、杉本八段が順位戦C級1組で昇級した一方、弟子の藤井聡太七段が頭ハネで昇級を逃したことでも話題を集めました。 -
戸辺七段、石田流本組みで青野九段の棒金に快勝 朝日杯
2019年8月15日に行われた朝日杯将棋オープン戦一次予選、▲戸辺誠七段 対 △青野照市九段戦。先手番となった戸辺七段は、初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩以下、石田流を採用。対する後手・青野九段は4手目△4二玉から棒金を採用しました。左美濃ではなく棒金を採用するあたり、さすがA級在籍通算11期を誇る昭和の名棋士だなぁと感じます。 -
将棋世界2019年9月号(三間飛車特集号)ひとくちレビュー
先日発売された将棋世界2019年9月号にて、三間飛車の戦術特集が行われました。本号のひとくちレビューをお送りします。戦術特集のタイトルは、「下町発!粋でいなせな三間飛車ーいま、振り飛車のトレンドは三間だー」。師弟対談、トマホーク基本講座、次の一手の3つのチャプターで構成されています。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第2節 ▲9八角までの指し手 その6
前回の第2図から、本筋の△4五角ではなく△5四角と打って迎えた第1図。△7六銀と出られるようにした一手で、▲同銀△同角から△6七歩成(または△6七銀打、△5八角成〜△6七銀打など)で6筋から殺到する狙いがあります。これに対しては2つの対応方針があり、どちらでも振り飛車が十分に戦えます。 -
NHK将棋講座「菅井流やんちゃ振り飛車」8月のテーマは石田流VS持久戦
2019年4月から放送されているNHK将棋講座、「菅井流やんちゃ振り飛車」。8月の放送のテーマは、石田流三間飛車VS持久戦です。8月4日(日)にすでに第1回が放送されています。7月の放送のテーマ・石田流VS急戦に続き、先手石田流がテーマとなっています。 -
里見香奈女流五冠、新・菅井流で初戦勝利 清麗戦
2019年8月3日に行われた第1期ヒューリック杯清麗(せいれい)戦五番勝負第1局、▲甲斐智美女流五段 対 △里見香奈女流五冠戦。ヒューリック杯清麗戦は、今年度スタートした新たな女流タイトル戦です。予選と本戦を勝ち抜いた里見女流五冠と甲斐女流五段による五番勝負の勝者が、栄えある初代清麗の座に輝きます。 -
山本博志四段、角交換三間からの筋違い角で鈴木肇アマのエルモ囲いを攻略 叡王戦
2019年7月27日に行われた第5期叡王戦段位別予選四段戦、▲山本博志四段 対 △鈴木肇アマ戦。元奨励会三段の鈴木肇アマは、桐山隆アマ竜王、森村賢平アマ王将、小山怜央赤旗名人、そして鈴木肇アマ名人の4人で争われたアマチュア代表決定戦を勝ち抜いて、叡王戦の四段戦予選に登場となりました。 -
VS急戦の基礎知識 いきなり早仕掛けとは
「いきなり早仕掛け」とは、三間飛車に対する▲4五歩早仕掛けの亜種の中でも最速の部類に属する急戦定跡です。本戦法を解説した将棋世界2010年11月号の付録「定跡次の一手 対後手三間飛車 いきなり早仕掛け」が名前の由来です。アマチュア強豪の加部康晴氏が得意としていることから、「加部流」とも呼ばれています。 -
将棋世界2019年9月号で三間飛車特集
間もなく発売になる将棋世界2019年9月号。本号の戦術特集は、三間飛車戦法です。将棋世界2019年2月号で三間飛車藤井システムが特集されており(講師・総合監修は佐藤和俊六段)、そのとき以来約半年ぶりの三間飛車特集となります。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第2節 ▲9八角までの指し手 その5
第1図は、前々回の第2図から本筋の③△6六歩とした局面です。ここから、その2の第2図~第3図と同様▲6八歩と低く受けたあと8筋に展開して戦う構想も考えられます。