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藤井聡太七段、西川六段の石田流組み換えに袖飛車で勝利 王位戦
第61期王位戦予選、▲西川和宏六段 対 △藤井聡太七段戦。言わずと知れた藤井七段に対し、西川六段は三間飛車を多用する振り飛車党。順位戦はC級2組在籍であるものの、竜王戦では2組に在籍し、10月21日に行われた竜王戦で斎藤慎太郎七段戦に勝利していれば1組に昇級していた、という「ねじれ」状態にある棋士でもあります。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第3節 ▲9八角以下の構想 その1
この第3章・第3節では、第2節 その5の第2図以下、本筋の△4五角と打ってきた場合の先手の構想について説明していきます。これに対しては、▲9八角と打つのが習いある手筋です。 -
相振り飛車の基礎知識 菅井流三間飛車とは
相振り飛車での「菅井流三間飛車」とは、向かい飛車+矢倉に対して石田流三間飛車+美濃囲いから速攻を仕掛ける、軽快な戦術です。菅井竜也七段がプロ棋士になる前の奨励会時代に、奨励会での対局や将棋倶楽部24で連採したことで注目が集まり、プロ棋界でも指されるようになりました。 -
「石田流破り 左美濃徹底ガイド」ひとくちレビュー
「石田流破り 左美濃徹底ガイド」のひとくちレビューをお送りします。まず、なぜ石田流対策本なのにレビューしているのかというと、石田流側の立場から読んでも非常に参考になる、内容充実の一冊だからです。石田流のいろいろな仕掛けや、うまく行くケース/行かないケースなどのノウハウを学ぶことができます。 -
久保九段、マッスルトマホークで豊島名人に挑むも敗北 王将戦
藤井聡太七段以外は全員順位戦A級以上、という大注目の第69期王将戦挑戦者決定リーグが現在進行中です。リーグ戦メンバーのうち唯一の振り飛車党が、言わずと知れた久保利明九段。9/18に行われた王将リーグの開幕局、▲久保九段 対 △豊島将之名人で、先手・久保九段は角道を止めるノーマル三間飛車を採用しました。 -
▲6七金型三間飛車VS二枚銀
▲某七段VS△4946toyo六段戦より。先手三間飛車VS後手△5三銀左型急戦の序盤戦。ここから、最近ではほとんど現れませんが、以下のような駒組みもあります。大山康晴十五世名人の時代にはよく見られたようです。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第2節 ▲9八角までの指し手 その10
前々回の第2図(飛車の頭に▲6三歩と歩を叩いた局面)から③△6三同飛として迎えた第1図。▲8二角があるので、先手の狙いに飛び込む△6三同飛はあり得なそうな手ですが、実は非常に手強い応手です。こうなったら先手としても引き下がるわけにはいきません。 -
「将棋戦法事典100+」ひとくちレビュー
「将棋戦法事典100+」のKindle版を購入しました。ひとくちレビューをお送りします。タイトルの通り、将棋の戦法を100以上紹介しています。1位から100位をランキング形式で紹介しつつ、番外編にてそれ以外の戦法も紹介する形式です。表紙を見れば掲載されている戦法の一部がわかります。 -
文春オンラインに黒沢怜生五段と都成竜馬五段の振り飛車対談
文春オンラインに、黒沢怜生五段と都成竜馬五段の20代若手強豪2人の対談が掲載されています。3回にわたる対談です。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第2節 ▲9八角までの指し手 その9
前回の第2図から、②△9二飛として迎えた第1図。①△8二飛のときに効果的だった▲7一銀(▲7一角)の絡みが空振りしてしまう②△9二飛。ですが、コンピュータ将棋ソフトに解析させると△9二飛の後△8二飛と振り戻そうとするくらいなので(笑)、恐れる必要はありません。