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矢倉流中飛車に合流するめぐたん流三間飛車
居飛車穴熊に対する比較的珍しい戦法を紹介します。この形は、将棋倶楽部24でSuper megutan六段がよく用いるものです。第1図は、居飛車側が▲9八香と上がって居飛車穴熊を見せたところ。後手陣は、早めに△5三銀型を決めています。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第3節 ▲9八角以下の構想 その4
今回から、前回の第3図以下の戦い方を説明していきます。手が広い局面のため、後手がこれから説明する手順のように指してくるとは限らないでしょう。しかし、ポイントをおさえておけばどう指されても応用が利くのではないかと思います。 -
西山女王、女流王将奪取&文春オンラインにインタビュー記事
2019年の10月から11月にかけて行われていた第41期霧島酒造杯女流王将戦三番勝負、里見香奈女流王将(六冠) 対 西山朋佳女王戦にて、西山女王が2勝1敗で勝利し、女流王将のタイトルを奪取し二冠に輝きました。 -
最強三間飛車党VS最高レーティング保持者
2009年4月現在、「将棋倶楽部24」で最強の三間飛車党(レーティングが3000点を越えています)であるstably氏と、24の最高レーティング保持者であるyomoni-氏の一戦より。第1図は後手のyomoni-氏が△1二香と香を上がり、居飛車穴熊の方針を明示したところです。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第3節 ▲9八角以下の構想 その3
第1図は、前々回の第2図(▲9八角と打った局面)以下本筋の③△3五歩としてきた局面です。△3五歩の意図は、角を3四に引けるようにすることにあります。こちらに引けば、先手の角は9八の位置から容易には動けず(△8九角成があるため)苦心するだろう、という狙いです。先手の次の一手は、優先的に指しておきたい一手です。 -
山崎八段、糸谷流右玉で杉本八段の三間飛車穴熊に勝利 棋聖戦
2019年11月6日に行われた第91期ヒューリック杯棋聖戦二次予選、▲杉本昌隆八段 対 △山崎隆之八段戦。杉本昌隆八段は藤井聡太七段の師匠としておなじみの振り飛車党。有名な「相振り革命」シリーズをはじめ相振り飛車の棋書を数多くリリースしており、今夏には「角交換相振り飛車 徹底ガイド」をリリースしています。 -
VS急戦の基礎知識 棒銀とは
「棒銀」とは、右銀を2六に移動し、さらに五段目、四段目と進出して飛車と銀で飛車先突破を図る戦法です。わかりやすさが魅力で、将棋を始めたあと最初に覚えて採用してみた方も多いのではないでしょうか。 -
菅井七段、先手番うっかり三間飛車で郷田九段に勝利 順位戦
2019年10月31日に行われた順位戦B級1組、▲菅井竜也七段 対 △郷田真隆九段戦。先手番の菅井七段は、初手▲5六歩と突いて中飛車を明示。・・・と思いきや、後手・郷田九段の△3四歩を見て▲7八飛!?と飛車を振りました。 -
VS右四間かんたん講座 第3章・第3節 ▲9八角以下の構想 その2
第1図は、前回の第2図(▲9八角と打った局面)以下②△7四歩としてきた局面。本筋の③△3五歩の変化のところで出てきますが、9八の角はこのあと▲8六歩〜▲7五歩と突いて角道を通すことで活きてきます。この▲7五歩を事前に防いでおこう、というのが②△7四歩の意図です。これに対しては強く戦います。 -
文春オンラインにハニーワッフル開発者のインタビュー記事
文春オンラインに、コンピュータ将棋ソフト・ハニーワッフルの開発者、渡辺光彦氏のインタビュー記事が掲載されました。ハニーワッフルは振り飛車を指す「振り飛車党」のコンピュータ将棋ソフト。私も昔から注目しており、コンピュータ将棋選手権(WCSC)28、29におけるハニーワッフルの戦いぶりを解説した記事も書いています。