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猫だまし戦法講座 第2章・第3節 4手目△3四歩の変化
この第3節では、初手から▲7八飛△8四歩▲7六歩に対して 4手目△3四歩(第1図)の変化について解説します。とはいえ第1図を見ておわかりのように、初手から▲7六歩△8四歩▲7八飛△3四歩から始まるごく普通の三間飛車のスタート局面と同じです。ここから▲6六歩と突けばノーマル三間飛車、▲7五歩と突けば(升田式)石田流の展開となります。 -
将棋情報局、久保利明王将と菅井竜也王位の対談記事を先行公開
将棋世界2017年12月号に掲載される予定の、久保利明王将と菅井竜也王位の対談記事が、将棋情報局にて先行公開されました。タイトルホルダー2人による、本当に旬な対談です。もちろん対談テーマは「振り飛車」。一部の公開ですが、それでも写真入りでかなりの分量なうえ、「次回へ続く」と最後に記載されていますので、近々続きが公開される見込みです。 -
石田流 対 棒金 柔軟な角の移動
▲土居文雄氏 対 △吉田義雄氏戦より。吉田義雄氏は県(府)代表経験が何度もある強豪です。この対局の棋譜は正棋会ホームページからいただきました。このホームページではアマ強豪の棋譜が数多く公開されていて、とても優秀です。 -
西田拓也四段、石田流で連勝し初優勝 加古川青流戦決勝三番勝負
第7期加古川青流戦決勝三番勝負にて、西田拓也四段が前年優勝の井出隼平四段を2勝1敗で下し、初優勝しました。2勝はいずれも石田流を採用した将棋です。棋譜と解説は、加古川青流戦のWebサイトで観ることができます。 -
「三間飛車新時代」ひとくちレビュー
「三間飛車新時代」が、ものすごい勢いで売れているそうです。本記事では、この「三間飛車新時代」のひとくちレビューをお送りします。本書は、小倉久史七段とその弟子の山本博志奨励会三段の共著となっています。 -
将棋情報局、山本博志三段のトマホーク 対 藤井聡太三段の棋譜を無料公開
将棋情報局のWebサイトにて、藤井聡太四段が三段リーグで山本博志三段と対戦したときの棋譜が公開されました。棋譜だけでなく、かんたんな解説も付いています。本局は山本博志三段が藤井聡太三段(当時)の居飛車穴熊を相手に「トマホーク」を採用し、華麗に攻め切って勝利した一局です。10月17日の「三間飛車新時代」発売直前に、思わぬサプライズです。 -
藤井聡太四段、杉本和陽四段の三間飛車に勝利し本戦トーナメント進出 叡王戦
第3期叡王戦、段位別予選の四段戦決勝にて、藤井聡太四段が杉本和陽四段に勝利し、本戦トーナメント進出を決めました。杉本四段は、1回戦、2回戦を三間飛車で突破。続く3回戦の高野智史四段戦、そして決勝と同日の午前に行われた三枚堂達也五段戦も三間飛車で勝利しています。決勝の藤井四段戦でもやはり三間飛車を採用しました。 -
猫だまし戦法講座 第2章・第2節 4手目△8五歩の変化 その4
前回までの解説により、新鬼殺し戦法に対して後手が真っ先に攻めかかってきた場合、 うまい切り返しで先手が十分戦えることがわかりました。したがって、相手は新鬼殺しの角交換の誘いに乗らず、持久戦模様に進めてくるかもしれません。その場合の先手の構想について次に解説します。例として△6二銀(第1図)としてきた場合について説明します。 -
宮本広志五段、得意の石田流で三浦弘行九段に挑む NHK杯
第67回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦、▲宮本広志五段 対 △三浦弘行九段戦。先手石田流 対 後手居飛車の対抗形となりました(第1図)。三浦九段が選択した布陣は、相手の十八番に真っ向から立ち向かう△2二玉型左美濃です。第1図のように、▲3九玉・▲3七歩型での▲2六歩が、2014年11月の第73期順位戦C級2組、永瀬拓矢六段戦で宮本五段が初披露した新手。宮本流とも呼ばれています。 -
【2022年5月更新】ノーマル三間飛車の基礎知識、定跡まとめ
ノーマル三間飛車(角道を止める三間飛車)の基礎知識、定跡をまとめました。詳細記事へのリンクも載せています。