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VS香落ち 相振り三間飛車穴熊
NHK教育テレビで2004年1月に放送された新春お好み将棋対局、三浦弘行NHK杯選手権者 対 山田敦幹アマ名人の香落ち戦より。上手を後手側として、初手から△3四歩▲7六歩△4四歩▲7五歩とスタートし、上手・三浦NHK杯の向かい飛車穴熊 対 下手・山田アマ名人の三間飛車穴熊の戦いとなりました。 -
VS三歩突き捨て型急戦 ハマり形からの大逆転
▲o.kantaro七段VS△某六段戦より。先手三間飛車VS後手三歩突き捨て型急戦。「三歩突き捨て型」と聞いてもピンとくる方はほとんどいないと思いますが、1988年発売の名著「三間飛車ガイド」(武者野勝巳七段監修)や「先手三間飛車破り」(青野照市九段著)などに載っている、昭和の代表的な急戦定跡のうちの1つです。 -
石田流の基礎知識 棒金とは
棒金戦法とは、主に石田流三間飛車対策で用いられる、金銀による押さえ込み作戦です。数ある振り飛車戦法の中で石田流は、浮き飛車にして金銀よりも前線に飛車を配置する、特殊な作戦です。ならばその飛車を狙って金銀を盛り上げて押さえ込んでしまおう、というのが棒金の狙いとなります。 -
藤井猛竜王の3・4・3戦法破り 竜王戦
1999年に行われた第12期竜王戦七番勝負第3局、▲鈴木大介六段 対 △藤井猛竜王戦より(段位は当時)。3・4・3戦法の序盤戦です。普通は振り飛車側が後手ですが、本局では鈴木六段が先手番で採用しており、▲1六歩が入っています。 -
石田流党必見「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」2018年8月発売
来月(2018年8月)、「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」が発売されることがわかりました。著者は村田顕弘六段。過去に「アマの知らない マル秘定跡」や「先手中飛車 最強の証明 ―主要5戦型徹底分析―」、「現代横歩取りのすべて」などの著書があり、数多くの戦型でわかりやすい解説とともに定跡の体系化を進めているプロ棋士の先生です。 -
【お知らせ】当ブログをHTTPS化しました & はてなスターを非表示にしました
2点お知らせです。当ブログ「三間飛車のひとくちメモ 新館」をHTTPS暗号化しました。見た目は変わりませんが、内部的にはセキュアな(保護された)通信が行われるようになり、より安全なブログに生まれ変わりました。 -
三間飛車戦法とは ~変幻自在の振り飛車戦法~
「三間飛車戦法」とは、飛車を居飛車の位置から左辺に振って戦う振り飛車戦法のうちのひとつです。先手なら7筋、後手なら3筋に飛車を振ります。数字が小さいほうがわかりやすいからでしょうか、「七間飛車」とは呼ばれず、後手番のときの筋をとって「三間飛車」と呼ばれています。 -
将棋世界2018年8月号の特集は「角交換相振り飛車」
将棋世界2018年7月号の巻末に載っている次号予告によると、8月号の戦術特集は「角交換相振り飛車」。タイトルの下に載っているキャッチコピーには、「相振りも角交換の時代。振り飛車党はいち早くチェック」と書かれています。 -
佐藤康光九段、2手目△3二飛からの相穴熊で糸谷哲郎八段に快勝 竜王戦
第31期竜王戦1組出場者決定戦、▲糸谷哲郎八段 対 △佐藤康光九段戦。本局に勝った方が竜王戦1組5位として決勝トーナメントに進出できる、非常に重要な一局です。この一局で後手・佐藤九段が採用したのは、大胆にも2手目△3二飛戦法(後手番猫だまし戦法)でした。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第4節 対2手目△3四歩・VS陽動居飛車型 その2
前回の第2図から△6二銀としてむかえた本節第1図。この△6二銀のところ、△4二玉や角交換が入っても、先手の狙いは同様です。△3五歩をとがめにいきます。それは、具体的には3五の歩のタダ取りを狙うことです。