棋界ニュース– category –
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杉本和陽四段、石田流で斎藤慎太郎七段に惜敗 NHK杯
第68回NHK杯1回戦、▲杉本和陽四段 対 △斎藤慎太郎七段戦。先手番となった杉本四段は、予想通りノーマル三間飛車を採用。そして後手・斎藤七段の居飛車穴熊に対し、▲5六銀の揺さぶりをかけました(第1図)。 -
プロ棋界で三間飛車が流行中
2ヶ月前に、三間飛車流行の兆候を取り上げた記事を書きました。疑心暗鬼でしたが、実際に流行しているようです。三間飛車流行を表しているコンテンツを3つ紹介します。 -
菅井竜也王位、4手目△3二飛戦法で行方尚史八段に快勝 王座戦
第66期王座戦挑戦者決定トーナメント、▲行方尚史八段 対 △菅井竜也王位戦。菅井王位にとって2018年度第1局目となる本局で、菅井王位はまさかの4手目△3二飛戦法を採用しました。4手目△3二飛には▲2二角成△同飛▲6五角(8三と4三への角成が同時に受からない)があるため、ハイリスクな一手とされており、プロ棋界でもほとんど前例がありません。 -
西山朋佳奨励会三段、ノーマル三間飛車で快勝 マイナビ女子オープン
1勝1敗でむかえた第3局。先手・西山朋佳奨励会三段は、意表の猫だまし戦法(初手▲7八飛戦法)を採用しました。西山奨励会三段が女流棋戦で初手▲7八飛を指すのは本局がはじめてです。初手▲7八飛自体は最近プロ棋界の振り飛車党の間で流行している初手であり、奇をてらった手ではありませんが、はじめての採用という点で加藤桃子女王は意表を突かれたことでしょう。 -
プロ棋界でノーマル三間飛車が振り飛車の主力戦法に?
将棋世界2017年12月号の久保利明王将と菅井竜也王位の対談にて、久保王将をして「対居飛車穴熊の急所をつかむ感覚が先をいっている」と言わしめた井出隼平四段。その井出隼平四段によると、プロ棋界でノーマル三間飛車(早々に角道をとめる三間飛車)が振り飛車の主力戦法になるつつあるそうです。 -
藤井聡太五段、南芳一九段の石田流に大逆転勝利 王将戦
第68期王将戦、南芳一九段 対 藤井聡太五段戦。南九段はタイトルを7期獲得した実績のある古豪です。本局は南九段のノーマル三間飛車+美濃囲いに対し、藤井五段は居飛車穴熊を選択(第1図)。それを見て南九段は角を6八へ引いて石田流へ(第2図)。 -
将棋情報局にて、久保利明王将と中田功七段の対談「さばきの極意」無料公開中
将棋情報局にて、久保利明王将(当時九段)と中田功七段の対談「さばきの極意ー振り飛車のさばきとは何か!? 前編」の一部が無料公開中です。将棋世界2015年10月号に掲載されていた対談記事で、5回に分けて公開されています。 -
斎藤明日斗新四段、小倉七段の三間飛車穴熊に勝利し白星デビュー 竜王戦
昨年(2017年)12月に行われた、第31期竜王戦6組ランキング戦、小倉久史七段 対 斎藤明日斗四段戦。齋藤四段は、第61回奨励会三段リーグを突破し新四段となったばかりで、本局がデビュー戦。藤井聡太四段のプロデビューから1年後になります。藤井四段が2016年12月24日のクリスマスイブに、同じく竜王戦6組で加藤一二三九段戦でプロ公式戦デビューしたのは記憶に新しいところです。 -
藤井聡太四段、新手△5五歩で中田功七段のコーヤン流に快勝
第31期竜王戦5組ランキング戦、中田功七段 対 藤井聡太四段戦は、後手・藤井四段の勝利。前回の対戦では先手・藤井四段の居飛車穴熊 対 後手・中田七段のコーヤン流三間飛車でしたが、今回も先後を変えてコーヤン流 対 居飛穴となりました。 -
藤井聡太四段 対 大橋貴洸四段のかなけんシステム 棋王戦
将棋連盟ライブ中継アプリにて、好局振り返りとして2017年3月23日に行われた第43期棋王戦予選、藤井聡太四段 対 大橋貴洸四段戦がトップに上がっていました。この1局は、藤井四段にとって2016年度最終戦であり、NHK杯予選も含めれば公式戦デビューから10連勝目の1局でした。