基礎知識・定跡– category –
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奇襲戦法の基礎知識 ポンポン桂(富沢キック)とは
「ポンポン桂」とは、四間飛車相手に▲4五桂と桂を単騎で跳ねて角交換に持ち込み、飛車先突破を目指す、奇襲戦法の一つです。故・富沢幹雄八段が生前好んで指したことから、「富沢キック」とも呼ばれています。 -
美濃囲いとは ~基本と種類~
「美濃囲い」。将棋ファンでこの囲いを知らない人は皆無でしょう。三間飛車をはじめとする振り飛車戦法と組み合わせて用いられる囲いで、玉を右辺に移動して▲3八銀~▲5八金左とすれば、最も基本的な「本美濃囲い」の完成です。 -
プロ棋士でさえ驚いた新戦法の上位に三間飛車関連が2つ登場
将棋ファンにおなじみの将棋情報局にて、プロ棋士が「登場したときに最もびっくりした戦法」をまとめた記事が公開されました。この記事は、「将棋年鑑2018」内の「棋士名鑑」コーナーでの棋士へのアンケートのひとつ「登場したときに最もびっくりした戦法はなんですか?」の回答で上位だったものをまとめたものです。 -
VS持久戦の基礎知識 飯島流引き角戦法とは
「飯島流引き角戦法」とは、居飛車対振り飛車の対抗形で居飛車が採用する、角道を開けずに引き角(△3一角)にし、△5三角(または△6四角)としてから左美濃に囲う戦法です。△3四歩を突いていない、平美濃囲いに組むのが特徴です。基本的に後手番の戦法ですが、先手番でも採用することができます。 -
三間飛車関連用語の英語表記まとめ
主に三間飛車に関連する将棋用語の英語表記をまとめました。完全に定着しているもの、いくつかの呼び方があるもの、参考になるものが見つけられず今回私が意訳、直訳で独自に付けたものなどが混じっています。その辺りの情報は、各備考欄に載せています。 -
石田流の基礎知識 石田流▲7七角型とは
「石田流▲7七角型」とは、▲7六飛と浮いたあとに角を8八から7七に移動して▲7七角型に構える、角道クローズ型の石田流三間飛車です。同じく角道クローズ型の「石田流本組み」が飛車・角・銀・桂の圧力で7筋から5筋にかけての力強いさばきを狙うのに対し、石田流▲7七角型では軽いさばきと機動力を重視しています。 -
VS急戦の基礎知識 棒銀とは
「棒銀」とは、右銀を2六に移動し、さらに五段目、四段目と進出して飛車と銀で飛車先突破を図る戦法です。わかりやすさが魅力で、将棋を始めたあと最初に覚えて採用してみた方も多いのではないでしょうか。 -
相振り飛車の基礎知識 菅井流三間飛車とは
相振り飛車での「菅井流三間飛車」とは、向かい飛車+矢倉に対して石田流三間飛車+美濃囲いから速攻を仕掛ける、軽快な戦術です。菅井竜也七段がプロ棋士になる前の奨励会時代に、奨励会での対局や将棋倶楽部24で連採したことで注目が集まり、プロ棋界でも指されるようになりました。 -
石田流の基礎知識 袖飛車とは
「袖飛車」とは、飛車を居飛車の位置から1つ寄って戦う戦術です。第1図は先手石田流三間飛車VS後手袖飛車の例ですが、石田流に限らずどんな振り飛車が相手でも、または相居飛車戦でも、飛車を1つ寄った形は袖飛車と呼ばれます。 -
VS急戦の基礎知識 エルモ囲いとは
エルモ囲いとは、コンピュータ将棋ソフトの「elmo」(瀧澤誠氏が開発。第27回世界コンピュータ将棋選手権で優勝)が好んで採用していた、舟囲いから派生した囲いです。▲7九金型(△3一金型)である点が一番の特徴です。