VS居飛穴&持久戦の基礎知識– category –
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VS持久戦の基礎知識 米長玉(端玉銀冠)とは
「米長玉」とは、広義には複数の玉形を含みますが、一般的には香車の上に玉が移動した形のことを指します。本記事では、天守閣美濃から発展した端玉銀冠の形にフォーカスして説明します。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 かなけんシステムとは
「かなけんシステム」とは、アマチュア強豪の金澤健一氏が体系化したノーマル三間飛車▲6七銀型の戦術に名付けられた愛称です。居飛車穴熊△5四歩型に対し、▲6七銀型から▲5六銀と揺さぶりをかけていく戦術が代表例です。 -
VS持久戦の基礎知識 飯島流引き角戦法とは
「飯島流引き角戦法」とは、居飛車対振り飛車の対抗形で居飛車が採用する、角道を開けずに引き角(△3一角)にし、△5三角(または△6四角)としてから左美濃に囲う戦法です。△3四歩を突いていない、平美濃囲いに組むのが特徴です。基本的に後手番の戦法ですが、先手番でも採用することができます。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 三間飛車藤井システムとは
「三間飛車藤井システム」とは、居玉のまま駒組みを進める、△4三銀型ノーマル三間飛車の総合戦術です。もともとは居飛車穴熊対策として誕生しましたが、居飛車側の戦術の多様化にともない、対急戦、対左美濃などを含んだ総合的なシステムとして体系化されました。 -
VS持久戦の基礎知識 天守閣美濃とは
「天守閣美濃」とは、対振り飛車で用いられる、▲8七玉型の左美濃です。将棋の囲いは数あれど、三段目に玉を囲うのはこの天守閣美濃ただ一つではないでしょうか。玉が最も高い位置にいる美濃囲いであることから、天守閣美濃と呼ばれています。 -
VS持久戦の基礎知識 ミレニアム囲いとは
「ミレニアム囲い」とは、四間飛車藤井システムが猛威をふるった世紀末から新世紀をまたぐころ(西暦2000年ごろ)、居飛車穴熊に代わる堅い囲いが求められた時代に登場した、▲8九玉型が特徴の新たな囲いです。「トーチカ囲い」と呼ばれることもあります。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 トマホークとは
「トマホーク」とは、5筋の歩を突いてない居飛車穴熊を相手に、ノーマル三間飛車▲6七銀型から左銀と端桂の進出を軸に強襲を仕掛ける、超攻撃的戦法です。アマチュア棋界でタップダイスさんがトマホークを解説した電子書籍(「トマホーク解体新書」など)をリリースしたことが主なきっかけとなり、その名が広まりました。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 下町流三間飛車とは
「下町流三間飛車」とは、小倉久史七段が自身の三間飛車の流儀に対して名付けた愛称です。後述する小倉七段の棋書「下町流三間飛車」のまえがきに命名の由来が載っており、いわく「江東区大島(下町)に住み、ここで将棋教室を開いていて、愛着があるから」だそうです。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 相穴熊とは
居飛車穴熊に堅さ負けしたくない、という人にとってうってつけでしょう。振り飛車側も同じく穴熊に組んでしまいます。振り飛車側の穴熊なので、「振り飛車穴熊」と呼びます。三間飛車との組み合わせの場合、「三間飛車穴熊」と呼んでもかまいません。そして、両者穴熊の戦型を「相穴熊」と呼びます(第1図)。 -
VS居飛車穴熊の基礎知識 コーヤン流とは
「コーヤン流」とは、ノーマル三間飛車の伝説の棋書「コーヤン流三間飛車の極意」(中田功七段 著)によってその名が爆発的に普及した、主に対居飛車穴熊の戦術です。「島ノート 振り飛車編」(島朗九段 著)の命名で「中田功XP」とも呼ばれています。
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