猫だまし(初手▲7八飛)戦法講座– category –
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猫だまし戦法講座 あとがき 後手番猫だまし戦法は成立するのか?
※この記事は、2004年に書いた記事に加筆修正を加えたものです。2018年現在では当たり前の後手番猫だまし戦法(2手目△3二飛戦法)ですが、2004年当時は「ありえない戦法」と考えられていました。今の認識で読むと、当時書いた文章はおかしな内容になっていますが、あえてそのままとしています。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第5節 対2手目△3四歩・VS向かい飛車型 その3
「読みの技法」は、優越の判断が難しい25のテーマ局面を用いて、羽生善治・佐藤康光・森内俊之という大先生方が、そこからの読み筋・構想を披露するという形式で編集された棋書です。第1図は、本棋書のテーマ2図。前回の第5図とは先後も形も若干違いますが、構想的にはほぼ同じです。第1図の形勢をどう見るか? -
猫だまし戦法講座 第4章・第5節 対2手目△3四歩・VS向かい飛車型 その2
前回の第4図から、後手が△2五歩と突いてむかえた第1図。5筋の位を取ります。一見伸びすぎで、△5四歩から位を奪回されそうですが、8八にいる角の支えがあるので大丈夫です。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第5節 対2手目△3四歩・VS向かい飛車型 その1
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猫だまし戦法講座 第4章・第4節 対2手目△3四歩・VS陽動居飛車型 その2
前回の第2図から△6二銀としてむかえた本節第1図。この△6二銀のところ、△4二玉や角交換が入っても、先手の狙いは同様です。△3五歩をとがめにいきます。それは、具体的には3五の歩のタダ取りを狙うことです。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第4節 対2手目△3四歩・VS陽動居飛車型 その1
第4節では、陽動居飛車型を説明します。先手の5手目▲2八銀を見て、後手△8四歩。後手としては相当△8四歩は指しにくいはずです。なぜなら一手前の△3五歩で「相振りにしよう」と決意しているわけですから。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 本編 その2
5手目▲2八銀(第1図)ですが、これは言わずと知れた金無双への第一歩。玉頭攻め対策はこの1手で万全で、憂いなしとなります。第1図以下△3二飛に対しては、▲7六歩とさっさと突いてしまいましょう。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 本編 その1
本編では、まず初手から▲7八飛△3四歩▲4八玉△3五歩に対する5手目について考えていきます。先手は▲7六歩と突くことができない(角交換から△4五角と打たれる)ため、2七か6七の地点をケアする意味で、①▲3八玉、②▲2八銀、③▲5八金の3つが有力手として挙げられます。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第2節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 序盤の注意点 その2
その1の続きです。参考4図以下、先手は△8四飛から△8七飛成の狙いを前もって受けねばなりません。防ぎ方は、前回述べたように①▲8六歩か②▲7七角しかありませんが、どちらも芳しくないと思います。 -
猫だまし戦法講座 第4章・第2節 対2手目△3四歩・相三間飛車型 序盤の注意点 その1
第1図は、後手が相三間飛車を目指して△3五歩と突いてきたところです。猫だまし戦法に対して、相手が振り飛車党の方の場合、相三間飛車にしてくることが多いように思います。また、第1章・第2節の実戦例のように、初手▲7八飛の挑発に怒った居飛車党がこうしてくるケースもあるようです。