MENU
カテゴリー
相振り飛車の基礎知識 三間飛車VS四間飛車とは

2020年度の順位戦で最も多く指された振り飛車は?

目次

第79期順位戦

2020年度に行われた、第79期順位戦。

POINT
  • 斎藤慎太郎八段がA級初参加で名人挑戦権獲得
  • 山崎隆之八段が悲願のA級昇級
  • 藤井聡太二冠が圧巻の順位戦21連勝(順位戦通算39勝1敗)でB級1組に昇級

など、注目の記録が残りました。

三間飛車党にとっては、高崎一生七段が三間飛車を多用してB級2組昇級を決めたのもうれしいニュースでした。

あわせて読みたい
高崎一生七段、B級2組に昇級 順位戦 2月2日に行われた第79期順位戦C級1組、▲高崎一生七段 対 △村田顕弘六段戦にて、高崎七段が勝利し、9戦全勝として最終局を待たずに昇級を決めました。おめでとうございます。高崎七段は今期順位戦9局のうち6局で三間飛車を採用。三間飛車が昇級の原動力のひとつとなったのは間違いないでしょう。

最も多く指された振り飛車は?

そんな第79期順位戦で、最も多く指された振り飛車は何だったのでしょうか?

この興味深い記録を、Youtubeの「戸辺チャンネル」で、振り飛車党・戸辺誠七段が披露してくれていました。

振り飛車党増加の理由の考察や、注目の振り飛車党などにも触れられた、内容充実の動画です。

三間飛車が最多

結論から言うと、三間飛車の採用数が最多、という結果となりました。お見事。

第2位、第3位や、それぞれの対局数などについては、上述の動画をご覧ください。

高い採用数の背景には、後述の通り三間飛車の勝率が他の振り飛車のそれよりも高い、というのが一番にあるでしょう。

そのほかにも、佐藤天彦九段が順位戦A級で三間飛車を2局も採用したことは、他の棋士に大きな影響を与えたかもしれません。

あわせて読みたい
オールラウンダー化を試みる佐藤天彦九段 昨年末あたりから2021年2月現在まで、佐藤天彦九段が振り飛車を多数採用して注目を集めています。注目を集めるきっかけとなったのは、2020年10月に行われた第70期王将戦、▲佐藤天彦九段 対 △藤井聡太二冠戦。先手番となった佐藤九段がゴキゲン中飛車を初めて採用しました。

勝率も最も高い三間飛車

上述の動画では、各振り飛車の勝数も説明されています。勝数÷対局数で勝率を計算してみたところ、最も勝率が高いのは、同じく三間飛車でした。お見事。

とはいえそれでもわずか1局分負け越しているんですが、ほぼ勝率5割で居飛車VS三間飛車の対抗系が成立しているのは特筆すべきことだと思います。

戸辺誠七段の活躍にも期待

膨大な対局データを集計し、その結果を公開してくれた戸辺誠七段には感謝いたします。

今期の順位戦B級2組ではゴキゲン中飛車と三間飛車を多用し5勝5敗という結果に終わった戸辺七段。上述の動画では、自身の順位戦の結果を振り返り、今後の意気込みを語っています。

試行錯誤を続け、今一度さらなる飛躍を目指す戸辺七段を、今後も応援していきたいと思います。

関連記事

あわせて読みたい
2019年にプロ棋界で最も指された振り飛車は? 毎週日曜日の朝に放送されているNHK将棋フォーカス。2020年7月26日に放送されたNHK将棋フォーカスの特集は、「進化するプロの流行戦法〜振り飛車編〜」でした。講師は近藤誠也七段。
あわせて読みたい
藤井猛九段と戸辺七段の相猫だまし戦法 順位戦 2019年8月21日に行われた順位戦B級2組、▲藤井猛九段 対 △戸辺誠七段戦。振り飛車党同士の屈指の好カードとなった本局にて藤井九段は、初手▲7八飛戦法を採用しました。藤井九段の初手▲7八飛戦法といえば、3月に行われた第67期王座戦二次予選、対△松尾歩八段戦で初採用し、かつ意欲的な新手を披露したことが思い出されます。
この記事を気に入ったらシェアしよう
URLをコピーする
URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次
閉じる