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相振り飛車の基礎知識 三間飛車VS四間飛車とは

【電竜戦初日】振り飛車党・Qhapaq Overfit Adventure、A級リーグ進出

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みずうら王、予選首位突破

2020年11月21日、第1回世界将棋AI 電流戦の初日が行われました。

2日目のA級リーグ(上位10チームによる決勝リーグ)行きとB級リーグ行きを振り分ける初日の予選リーグにて、1位通過したのは優勝候補筆頭の「みずうら王 with お多福ラボ」チーム。10戦全勝という期待に違わぬ素晴らしい成績でした。

2位は、floodgateで常に上位に顔を出している「BURNING BRIDGES」。千日手1局を除き全勝と、こちらも見事な成績でした。

振り飛車党・Qhapaq Overfit Adventure

そして、予選を8位で通過したのが「Qhapaq Overfit Adventure」でした。

参加者一覧のページを見てもよくわかりませんが、Twitterを見る限り本家「Qhapaq」開発者のRyoto Sawadaさんが開発されているようです。

Ryoto Sawadaさんは、過去に最強クラスの振り飛車評価関数「振デレラ(shinderella)」を公開しています。

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最強レベルの振り飛車評価関数・振デレラ 「振デレラ(shinderella」とは、WCSC29で5位、WCSOC2020で4位と常にトップクラスの成績を残しているコンピュータ将棋ソフト・Qhapaqの開発者、Ryoto Sawadaさんが2019年8月に公開した振り飛車評価関数です。

Qhapaq Overfit Adventureは8勝2敗の成績でしたが、負けた2敗はいずれも一手も指せず異常終了してしまったものです。

勝った8勝のうち、相手に四間飛車を譲って居飛車を採用した1局と、相手が序盤早々に特殊な構想を採ってきたため居飛車を採用した2局を除いた5局で振り飛車を採用。内訳は、三間飛車2局、中飛車2局、四間飛車1局です。十分「振り飛車党」と言っていい内容でしょう。

とりわけ最終の第10回戦で、9回戦終了時点で12位だったQhapaqが、同時点で3位の強豪・Amaetadineに先手ノーマル三間飛車で勝利した一局は見事でした。

Qhapaqの三間飛車

Qhapaqの三間飛車2局へのリンクを貼っておきます。

電竜戦初日 3回戦☗nozomi-☖Qhapaq Overfit Adventure

電竜戦初日 3回戦☗nozomi-☖Qhapaq Overfit Adventure

【第1図は30手目△3五歩まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・ ・ ・v飛 ・ ・|二
| ・v歩 ・v金v歩v銀v角v歩v歩|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 歩 ・|五
| 歩 歩 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 銀 角 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 玉 ・ 金 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=30 △3五歩まで
【第2図は56手目△3三角打まで】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・v桂v金v歩 ・v角v歩v歩|三
| ・ 歩v歩 ・v銀v飛 ・ ・ ・|四
| 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 角 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 銀 ・ 歩 ・ ・ 銀 ・ 歩|七
| 玉 ・ 金 金 ・ 歩 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩四 
手数=56 △3三角打まで

電竜戦初日 10回戦☗Qhapaq Overfit Adventure-☖Amaetadine

電竜戦初日 10回戦☗Qhapaq Overfit Adventure-☖Amaetadine

【第3図は19手目▲5八金まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・v飛 ・ ・v玉v角 ・|二
|v歩v歩v歩 ・v歩v歩 ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・v歩v銀 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 ・|七
| ・ 角 飛 銀 金 ・ 銀 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=19 ▲5八金まで
【第4図は41手目▲6六角打まで】
後手の持駒:角 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v金 ・ ・ ・v銀 ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・v金v玉 ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・v歩v歩 ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・v飛 ・ ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・v桂 ・ ・ ・|五
| ・ ・v銀 角 歩 銀 ・ ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ 金 ・ 歩 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ 飛 ・ ・ 銀 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=41 ▲6六角まで

TAKESHI賞最有力候補

振り飛車を多用してA級リーグ進出を果たしたQhapaq Overfit Adventure。

もっとも好成績の振り飛車党に与えらえるTAKESHI賞の最有力候補と言って過言ではないでしょう。

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第1回電竜戦開幕 & TAKESHI賞提供 2020年11月21~22日に、第1回「世界将棋AI 電竜戦」が行われます。例年秋にあったドワンゴ社主催の電王トーナメントが昨年で終了となり、代わりにCSA(コンピュータ将棋協会)の有志の方々によりオンライン開催されることになったのが本大会です。

最終日である2日目で、どこまで優勝争いに加われるかにも注目です。

追記:Qhapaq、第3位に

電竜戦最終日、Qhapaqは第3位となりました。詳しくは以下の記事を参照ください。

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【電竜戦最終日】振り飛車党・Qhapaq、第3位&TAKESHI賞受賞 優勝はGCT 2020年11月22日、第1回世界将棋AI 電流戦の2日目が行われ、「GCT」が6勝1敗2千日手の成績で優勝しました。おめでとうございます。一方で、予選全勝で優勝候補筆頭だった「みずうら王 with お多福ラボ」は6勝3敗でまさかの4位に終わりました。
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