左美濃&銀冠– tag –
-
VS持久戦の基礎知識 天守閣美濃とは
「天守閣美濃」とは、対振り飛車で用いられる、▲8七玉型の左美濃です。将棋の囲いは数あれど、三段目に玉を囲うのはこの天守閣美濃ただ一つではないでしょうか。玉が最も高い位置にいる美濃囲いであることから、天守閣美濃と呼ばれています。 -
山本博志三段、四段昇段 奨励会三段リーグ
昨年の「三間飛車新時代」(小倉久史七段と山本博志三段の共著)リリースの頃から、本ブログで注目し何度か紹介してきた山本博志三段。この山本三段が、第63回奨励会三段リーグで13勝5敗の成績をあげ、四段に昇段しました。 -
久保利明王将、石田流で増田康宏六段の玉頭位取りに勝利し準決勝進出 竜王戦
第31期竜王戦決勝トーナメント準々決勝、▲久保利明王将 対 △増田康宏六段戦。増田六段は、決勝トーナメントの自身初戦で西の天才・藤井聡太七段を破り、続く佐藤康光九段戦でも勝利し、この舞台まで上がってきました。対する久保王将は、竜王戦1組4位で本局が決勝トーナメントの自身初戦となります。 -
佐藤康光九段、2手目△3二飛からの相穴熊で糸谷哲郎八段に快勝 竜王戦
第31期竜王戦1組出場者決定戦、▲糸谷哲郎八段 対 △佐藤康光九段戦。本局に勝った方が竜王戦1組5位として決勝トーナメントに進出できる、非常に重要な一局です。この一局で後手・佐藤九段が採用したのは、大胆にも2手目△3二飛戦法(後手番猫だまし戦法)でした。 -
西山朋佳奨励会三段、ノーマル三間飛車で快勝 マイナビ女子オープン
1勝1敗でむかえた第3局。先手・西山朋佳奨励会三段は、意表の猫だまし戦法(初手▲7八飛戦法)を採用しました。西山奨励会三段が女流棋戦で初手▲7八飛を指すのは本局がはじめてです。初手▲7八飛自体は最近プロ棋界の振り飛車党の間で流行している初手であり、奇をてらった手ではありませんが、はじめての採用という点で加藤桃子女王は意表を突かれたことでしょう。 -
【2022年7月更新】ノーマル三間飛車の棋書、定跡書まとめ
序盤早々に▲6六歩(後手番ならば△4四歩)と角道を止める三間飛車、いわゆるノーマル三間飛車の棋書、定跡書をまとめました。2000年以降発売の棋書を対象として、ノーマル三間飛車本/居飛車側のノーマル三間飛車対策本ごとに、新しいものから順に載せています。 -
隙がない豊島将之八段、佐藤和俊六段の三間飛車藤井システムを寄せ付けず NHK杯
第67回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦、豊島将之八段 対 佐藤和俊六段戦は、佐藤六段が後手になった時点で想定された通り、居飛車 対 三間飛車藤井システム(久保システム)の戦いとなりました。 -
永世七冠達成記念 羽生善治永世竜王の三間飛車
第30期竜王戦第5局、羽生善治棋聖 対 渡辺明竜王戦は、先手・羽生棋聖の勝利。通算成績を4勝1敗とし、竜王位を奪取して永世竜王の資格を獲得、さらには永世七冠を達成しました。戦型は角換わりだったため、本サイトでの紹介は割愛します。代わりに、永世七冠達成記念として、羽生竜王がここ10年間のタイトル戦で三間飛車を採用した将棋を2局紹介します。 -
久保利明王将のうっかり三間飛車 対 佐藤康光九段の天衣無縫流 順位戦
久保王将と菅井王位の対談の全文が、将棋世界2017年12月号に掲載されました。10ページにわたる、内容充実の対談です。この対談の中で、久保王将は菅井王位の新手・うっかり三間飛車(第1図)について、面白いエピソードを披露しています。 -
西田拓也四段、石田流で連勝し初優勝 加古川青流戦決勝三番勝負
第7期加古川青流戦決勝三番勝負にて、西田拓也四段が前年優勝の井出隼平四段を2勝1敗で下し、初優勝しました。2勝はいずれも石田流を採用した将棋です。棋譜と解説は、加古川青流戦のWebサイトで観ることができます。