第2回電竜戦TSEC 水匠優勝 準優勝は名人コブラ

コンピュータ将棋 コンピュータ将棋ソフト

水匠、名人コブラとの一騎打ちを制し優勝

2021年7月17日から18日にかけて行われた第2回電竜戦TSECのファイナルにて、水匠が名人コブラとの一騎打ちを制し優勝しました。おめでとうございます。

今大会の流れ

予選とファイナルの仕組みが複雑だったので、整理しておきます。

まず7月3日に、全出場チームによる予選(予選・完全スイス12回戦)が行われました。

その結果、上から順に名人コブラ、elmo(wcsc31選手権者)、水匠、そしてタヌキの為に鐘は鳴るが上位4チーム入り。

続いて7月4日に、その上位4チームによるファイナル決定リーグが行われました。

第1位は水匠、第2位は名人コブラという結果に。

そして7月17日、18日の2日間に渡って、上位2チームによるファイナルが行われ、冒頭で述べた通り水匠が優勝しました。

なお、ファイナルの裏では上位2チーム以外(elmoとタヌキの為に鐘は鳴るも含む)によるB級リーグ戦も行われ、dlshogiがB級優勝しました。

様々な指定局面

電竜戦TSECは、ファイナルでは上位2チームが一騎打ちとなるのが特徴的です(第1回電竜戦TSECの結果については例えば以下の記事を参照ください)。

コンピュータ将棋

電竜戦TSEC BURNING BRIDGES優勝&評価関数公開

7月17日、18日に行われたファイナルおよびB級リーグでは、33もの指定局面が用いられました。

そのうち第1部が相振り+B級戦法+その他部門、第2部が相居飛車部門、第3部が対抗系部門と、11局面ずつに分けられています。

自分がチェックしてみたい戦型の棋譜が探しやすくなったのではないでしょうか。

対抗系の弱点を克服した水匠

もともと水匠は、居飛車VS振り飛車の対抗系に弱い(相居飛車系に特化しており、対抗系における評価関数の正確さが他のソフトより比較的劣る)とされていました。

参加者一覧の3行アピールでも、水匠開発者のたややんさんは以下のように述べていました。

評価関数の学習を工夫(dlshogi等の異種ソフトとの棋譜を教師にする等)。水匠が対振り飛車を苦手にする時代は終わりました。今回は対振り飛車勝率も高いはずです。

今回は、宣言通り対振りの弱点を克服しての優勝と言えるかもしれません。

評価関数公開

水匠と名人コブラの評価関数は、さっそく公開されています。

興味のある方は、ダウンロードして使ってみると良いでしょう。

三間飛車関連の指定局面は・・・

三間飛車関連の指定局面の紹介と解説については、以下の記事にまとめました。

相三間飛車

相三間飛車は▲3八金型がベター?将棋AIが示す三間飛車の新たな可能性(3)

関連記事

将棋AI

【2021年7月更新】コンピュータ将棋ソフト関連記事まとめ