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後手番で緩急自在 三間飛車藤井システム
2017年10月から来年3月までの半年間、NHK将棋フォーカスの講座の講師が佐藤和俊六段になります。聞き手は9月までと変わらず室谷由紀女流二段です。
メインタイトルは、「カズトシ流 主導権をにぎる振り飛車」。そして10月のテーマが「後手番で緩急自在 三間飛車藤井システム」です。三間飛車党は必見でしょう。
10月の各回について、簡単に紹介します。
10月1日放送 藤井システムと攻め方
▲6六歩型居飛車穴熊に対する、従来の四間飛車藤井システムのかんたんな紹介と、三間飛車藤井システムについて解説(第1図)。
10月8日放送 三間飛車と四間飛車の違い
居飛車急戦に対する対応策を解説。
10月15日放送 システムの真骨頂
ここから応用編。
ミレニアム囲い、引き角など、居飛車のさまざまな作戦に対し、柔軟に対応するための戦術を解説。
10月22日放送 穴熊を攻略
▲6六歩不突き型居飛車穴熊対策を解説。
陽動居飛車+雁木、玉頭銀など。
10月29日放送 実戦の呼吸をつかむ
実戦編です(下記参照)。
NHK将棋講座テキスト10月号 ひとくちレビュー 追記
NHK出版 日本放送協会 NHK出版 2017-09-16
本講座のテキストについて、第66回NHK杯で佐藤和俊六段が三間飛車藤井システムを駆使して準優勝したエピソートを交え、先日レビューしました。
あわせて読みたい
NHK将棋講座テキスト2017年10月号 ひとくちレビュー
NHK将棋講座テキスト10月号(Kindle版)を購入しました。ひとくちレビューをお送りします。購入の決め手は、なんといっても「三間飛車藤井システム」の解説が載っていることです。
テキストのレビューの追記を以下に載せておきます。
「10月15日放送 システムの真骨頂」のページでは、第66回NHK杯戦決勝、▲佐藤康光九段 対 △佐藤和俊六段戦(引き角急戦 対 三間飛車藤井システム。第2図)を題材にしています。
「10月22日放送 穴熊を攻略」のページでは、第75期順位戦、▲近藤誠也四段 対 △佐藤和俊六段戦(居飛車穴熊 対 陽動居飛車)を題材にしています。
最後に、「10月29日放送 実戦の呼吸をつかむ」のページでは、以下の3局を題材にしています。
第30期竜王戦、▲稲葉陽八段 対 △佐藤和俊六段戦(居飛車穴熊 対 三間飛車藤井システムからの石田流)。
第66回NHK杯戦、▲羽生善治三冠 対 △佐藤和俊六段戦(ミレニアム 対 三間飛車藤井システムからのダイヤモンド囲い。第3図)。
第66回NHK杯戦、▲橋本崇載八段 対 △佐藤和俊六段戦(居飛車穴熊 対 三間飛車藤井システムからの陽動居飛車+雁木。第4図)。
テキストの分量は非常に多いので、テレビ放送の講座ですべてを解説しきることはできないのではないかと思います。
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