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西田拓也五段の石田流組み換え 対 伊藤匠五段の居飛車持久戦

石田流VS△1四歩型、切り札はまさかの雁木?

BOOK
目次

間もなく発売、気になる中身は

2018年8月21日に発売することが決まった、「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」(村田顕弘六段 著)。

村田顕弘 マイナビ出版 2018-08-13
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石田流党必見「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」2018年8月発売 来月(2018年8月)、「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」が発売されることがわかりました。著者は村田顕弘六段。過去に「アマの知らない マル秘定跡」や「先手中飛車 最強の証明 ―主要5戦型徹底分析―」、「現代横歩取りのすべて」などの著書があり、数多くの戦型でわかりやすい解説とともに定跡の体系化を進めているプロ棋士の先生です。

△1四歩に▲1六歩とお付き合いした場合の相振り飛車の展開、△1四歩に構わず直ちに飛車を振った場合の対抗形の展開・・・。

その中身は気になるところです。

そこで、AmazonのKindle版のページを見に行ったところ、衝撃の内容が載っていました。

(画面のキャプチャ画像です)

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石田流VS△1四歩型
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まさかの雁木?!

▲7五歩と突いた後の雁木が成立するのか?もしくは右辺に囲う右雁木か?と本気でしばらく考えてしまいました。

種明かし

居飛車党の方、定跡通の方、そして棋書コレクターの方はすぐピンときたことでしょう。

さっそく種明かしをしてしまうと、この【コンテンツ】は、同じく間もなく発売の「新型雁木のすべて」(稲葉陽八段 著)の目次です。

稲葉 陽 マイナビ出版 2018-08-13

この誤植はKindle版ページだけのようで、紙の書籍版ページ、および将棋情報局の販売ページでは、正しい目次が表示されていました。なぜこのようなことが起きたのかはわかりません。

余談ですが、この「新型雁木のすべて」には

後手振り飛車模様からの雁木

という章があるため、私も購入予定です。

4手目△4四歩から、居飛車か振り飛車かの態度をしばらく保留したのちの雁木、という戦型の解説のようですが、繊細な手順の機微を覚えたいと思います。

真の目次は

では「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」の真の目次はというと、以下の通りです。

本書の目次

序 章 △1四歩の狙い

第1章 △1四歩に▲1六歩
第1節 向かい飛車
第2節 相三間飛車
第3節 四間飛車
第4節 主流の△5四歩
第1章まとめ

第2章 △1四歩に▲6六歩
第1節 △1五歩型持久戦VS穴熊
第2節 △1五歩型持久戦VS美濃
第3節 △1五歩型急戦
第4節 右四間飛車
第5節 相振り飛車
第2章まとめ

第3章 △1四歩に▲7八飛
第1節 角交換型
第2節 △1五歩型
第3章まとめ

個人的には、5手目と相振り飛車/対抗形への進展の関係性についてはほぼ想定通りでしたが、想定よりも広く浅く(広く深く?)様々な変化が解説されている印象です。

発売を楽しみに待ちたいと思います。

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