観る将アワード2019
「観る将アワード2019」とは、文春オンラインにて行われた、「観る将」の視点から2019年度の将棋界を振り返り、アンケートを募って「観る将的名局賞」や「ベスト解説&聞き手」などの部門賞を決める企画です。
深浦康市九段と遠山雄亮六段をゲスト審査員に招いた座談会形式になっています。
上記リンクの通り全3回におよぶうえ、それぞれが5ページ以上あるという大ボリュームの座談会です。
- 名局賞
- ベスト解説者&聞き手賞
- Twitter&文章賞
- ベストドレッサー賞
- 将棋めし賞
- 棋譜コメント賞(将棋連盟ライブ中継アプリで棋譜コメントを書いている記者が対象)
が選出されています。
それぞれの受賞者は、上記座談会記事を読んで確認ください。
文春オンラインさんは、受賞者一覧をまとめた表をどこかに(例えば最後の記事の最終ページに)載せたほうが良いのではないでしょうか。記事が長いので、全体の結果を把握するのが大変です。
ちなみにベスト解説者のところに関連して、藤森哲也五段の棋書はたしかに表現が面白いうえ内容も非常に充実しており、例えば「藤森流中飛車左穴熊破り」は中飛車左穴熊に苦しむ三間飛車党にとってバイブルだと思います。
また、棋譜コメは棋譜中継の見所の一つで私も楽しんでいますが、最近名文を狙いすぎだなぁと感じることもあります。どこまで遊ぶかの「程度」については記者の方も悩むところかもしれません。
山本博志四段がTwitter&文章部門賞を受賞
そしてこの「観る将アワード2019」にて、三間飛車党でおなじみの山本博志四段が、Twitter&文章部門賞を受賞しました。おめでとうございます。
山本博四段は、note(ブログ)で名文を残しており、Twitterでも活発に情報発信をされています。
本ブログでは、山本四段が三段リーグ時代に「三間飛車新時代」を師匠の小倉久史七段と共著したときから注目していますが、いつの間にかこれほど人気が出ているとは知りませんでした。
本ブログが、山本四段人気の1%くらいには貢献できたのではないかなぁと勝手に想像しておきます。
テレビ棋戦で活躍
2020年4月6日に行われた第68期王座戦二次予選で佐々木慎七段に敗れ、残念ながら挑戦者決定トーナメント進出を逃してしまった山本博志四段。
しかし、第70回NHK杯戦と第28期銀河戦で予選突破を果たしており、テレビ棋戦で結果を残しています。
とりわけNHK杯戦での本戦トーナメント進出でメディアへの露出が高まり、ますます人気が上昇するかもしれません。
1回戦の相手は、盟友の近藤誠也七段。
NHK杯の組み合わせが発表されましたね。
私の相手は…
組み合わせのメールが来た瞬間、思わず叫んでしまいました。
とにかく楽しみです。— 山本 博志 (@yamahiro3ken) March 30, 2020
注目の一戦です。
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