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「三間飛車新時代」の目次公開
将棋情報局にて、小倉久史七段とその弟子である山本博志奨励会三段の共著「三間飛車新時代」の目次が公開されました。
本の帯にある通り、▲4六銀型石田流、トマホーク、三間飛車穴熊の解説はもちろん、その他にも向かい飛車に振り直す急戦、トマホークではない▲5六銀型での揺さぶり(かなけんシステム?)、対△3一玉型左美濃の解説もあるようです。
個人的には、コラム4「アマチュアの三間飛車研究家の方たち」の内容も非常に気になります。
山本博志三段のトマホーク
この記事では、三間飛車新時代の目次だけでなく、トマホークの大まかな狙いと手順、そして成功図も紹介されています。
そしてこの中で、山本博志三段が藤井聡太四段に勝った1局では、山本三段がトマホークを採用していたことが明らかになりました(第1図)。
後手の持駒:なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・v金 ・v金 ・v桂v王|一 | ・ ・ ・v銀 ・ ・ ・v銀v香|二 |v歩 ・v歩v歩v歩v歩v角v歩v歩|三 | ・v飛 ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 銀 ・ ・ 歩|五 | ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 角 ・ 歩 歩 歩 歩 桂|七 | ・ ・ 飛 ・ ・ 王 銀 ・ ・|八 | 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:なし 手数=0 ▲1七桂まで
8月25日の記事「三間飛車新時代」2017年10月発売に書いた通り、三段リーグで山本三段が藤井四段に勝ったことは知っていましたが、その1局がトマホークとは知らず、正直驚きました。
プロ級の棋力を持つ者同士の対局でもトマホークが通用する、ということが証明された1局と言えます。
タップダイスさんも自身のブログで、この将棋情報局の記事を元に解説をしています。
タップダイスの三間飛車


三間飛車新時代【トマホーク関連】
タイトル:三間飛車新時代著者:小倉久史、山本博志発売日:2017年10月17日出版社:マイナビページ数:224ページ難易度:初・中級※上記タイトル&画像リンク先...
三間飛車新時代の予習などに
三間飛車新時代を事前に予習しておきたい方は、本記事を是非読んでおくと良いでしょう。
単純に三間飛車に興味がある方、また、藤井聡太四段の三段時代のエピソードを知りたい方にとっても、面白い読み物だと思います。
追記
「三間飛車新時代」のレビューを書きました。
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「三間飛車新時代」ひとくちレビュー
「三間飛車新時代」が、ものすごい勢いで売れているそうです。本記事では、この「三間飛車新時代」のひとくちレビューをお送りします。本書は、小倉久史七段とその弟子の山本博志奨励会三段の共著となっています。
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