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西田拓也五段の石田流組み換え 対 伊藤匠五段の居飛車持久戦

「振り飛車の可能性を探っていきたい」谷合廣紀新四段インタビュー

インタビュー
目次

服部新四段と谷合新四段のインタビュー

将棋ファンにおなじみの将棋情報局のWebサイトに、第66回奨励会三段リーグで四段昇段を決めた服部慎一郎三段と谷合廣紀三段のインタビューが掲載されました。

服部新四段のインタビューも魅力的でしたが、本ブログでより注目したいのは、振り飛車党・谷合新四段のインタビューです。

「振り飛車の可能性を探っていきたい」

谷合新四段のインタビューの一部を引用させていただきます。

対抗形で力の出る将棋が指したい。自分は振り飛車に可能性を感じていて、振り飛車の可能性を探っていきたいです。

東京大学大学院の博士後期課程に在籍する身でもある谷合新四段。

振り飛車戦法の中に何か新しい鉱脈を発見してくれそうで、期待せざるを得ません。

右四間から四間への振り直し

谷合新四段が過去に指した対局の中で印象に残っているのが、2018年11月6日に行われた第50期新人王戦トーナメント、▲谷合三段 対 △伊藤匠三段戦です。

相居飛車模様の出だしから、先手・谷合三段が早々に飛車を4筋に振って右四間飛車に。これを見た伊藤三段が、上部が厚い矢倉か雁木を目指したのに対し、谷合四段がさらに飛車を6筋に振り直して四間飛車にした一局です。

後手は金銀が上ずっているので居飛車穴熊や左美濃、エルモ囲いに組むことができず、力戦系になりました。

結果は見事谷合三段の勝ち。

この将棋は将棋連盟ライブ中継アプリで中継され、結構話題になったと記憶しています。

新たな戦術の誕生に期待

上の例のように、今後新たな振り飛車の可能性を引き出してくれそうな谷合新四段。

いつか藤井システムのような独特の戦術を披露してくれることを期待したいと思います。

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