この記事は、2004年に書いた記事に加筆修正を加えたものです。
目次
対2手目△8四歩
第2章では、初手▲7八飛に対し、2手目△8四歩(第1図)としてきた展開について説明します。
これに対しては、先手は8筋を受けるため▲7六歩と突くしかありせん。
例えば代わりに▲9六歩では、△8五歩▲9七角△4二玉くらいで先手は身動きをとれず、 端攻めを狙われて苦しいでしょう。
さて3手目▲7六歩以下、後手の4手目は
①△8五歩
②△3四歩
③それ以外
の3つが考えられます。
まず③それ以外について説明します。
△8五歩、△3四歩以外のときはお好みで
実際にはここで①△8五歩または②△3四歩以外の手を指す人はほとんどいないのではないかと考えられます。
例えば△6二銀が一例としてあげられますが、この手は先手に選択肢を与えるため損なような気がします。
つまり、先手は▲7七角、▲4八玉など、好きなように指せます。
もちろん普通に角道を止める▲6六歩もあります。例えば、
第1図以下の指し手
▲7六歩 △6二銀(③の一例)
▲4八玉 △3四歩
▲3八玉 (第2図)
といった指し方で、▲7五歩と突かずかつ角道を止めない、猫だまし戦法らしい変わった展開に持ち込むこともできます。
この③については、振り飛車全く不満ないため、以上で終わります。
次回は、①△8五歩の変化について説明していきます。
次回
講座の目次に戻る
コメント