間もなく発売、気になる中身は
2018年8月21日に発売することが決まった、「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」(村田顕弘六段 著)。
△1四歩に▲1六歩とお付き合いした場合の相振り飛車の展開、△1四歩に構わず直ちに飛車を振った場合の対抗形の展開・・・。
その中身は気になるところです。
そこで、AmazonのKindle版のページを見に行ったところ、衝撃の内容が載っていました。
(画面のキャプチャ画像です)
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まさかの雁木?!
▲7五歩と突いた後の雁木が成立するのか?もしくは右辺に囲う右雁木か?と本気でしばらく考えてしまいました。
種明かし
居飛車党の方、定跡通の方、そして棋書コレクターの方はすぐピンときたことでしょう。
さっそく種明かしをしてしまうと、この【コンテンツ】は、同じく間もなく発売の「新型雁木のすべて」(稲葉陽八段 著)の目次です。
この誤植はKindle版ページだけのようで、紙の書籍版ページ、および将棋情報局の販売ページでは、正しい目次が表示されていました。なぜこのようなことが起きたのかはわかりません。
余談ですが、この「新型雁木のすべて」には
後手振り飛車模様からの雁木
という章があるため、私も購入予定です。
4手目△4四歩から、居飛車か振り飛車かの態度をしばらく保留したのちの雁木、という戦型の解説のようですが、繊細な手順の機微を覚えたいと思います。
真の目次は
では「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」の真の目次はというと、以下の通りです。
序 章 △1四歩の狙い
第1章 △1四歩に▲1六歩
第1節 向かい飛車
第2節 相三間飛車
第3節 四間飛車
第4節 主流の△5四歩
第1章まとめ
第2章 △1四歩に▲6六歩
第1節 △1五歩型持久戦VS穴熊
第2節 △1五歩型持久戦VS美濃
第3節 △1五歩型急戦
第4節 右四間飛車
第5節 相振り飛車
第2章まとめ
第3章 △1四歩に▲7八飛
第1節 角交換型
第2節 △1五歩型
第3章まとめ
個人的には、5手目と相振り飛車/対抗形への進展の関係性についてはほぼ想定通りでしたが、想定よりも広く浅く(広く深く?)様々な変化が解説されている印象です。
発売を楽しみに待ちたいと思います。
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