目次
三間飛車の棋書、もう一冊発売
先日、初手▲7八飛戦法(猫だまし戦法)の棋書が2019年3月に発売になることを紹介しました。
あわせて読みたい
「振り飛車の新機軸!初手▲7八飛戦法」2019年3月発売
2019年3月に、初手▲7八飛戦法の棋書が発売になることがわかりました。著者は、プロ棋界での先駆者、門倉啓太五段です。過去に将棋世界2013年10月号の別冊付録としてリリースされたことはありましたが、フルサイズの単行本としては史上初となります。
うれしいニュースでしたが、驚いたことに、同じく2019年3月に三間飛車の棋書がもう一冊発売になることがわかりました。それが「次の一手で覚える 三間飛車定跡コレクション414」です。
著者は、「定跡伝道師」として数多くの定跡書をリリースしている所司和晴七段です。
「次の一手で覚える」シリーズは、発売順に
とリリースされてきており、今回の「三間飛車定跡コレクション414」は第8弾となります。
なお、四間飛車編と中飛車編が404問なのに対し、三間飛車編が10問多い414問なのは面白いところです。
ノーマル三間飛車のあらゆる定跡形を網羅
本書は次の一手問題形式で、ノーマル三間飛車の様々な戦型の定跡手順を覚えることができます(3手目▲7五歩からの石田流は対象外です)。
「三間飛車新時代」(小倉久史七段と山本博志四段の共著)で解説されている、対銀冠穴熊の地下鉄飛車戦法(参考1図)や対居飛車穴熊のトマホーク(参考2図)などの最新定跡も網羅。
もちろん、▲4五歩早仕掛け(参考3図)などの古き良き時代のクラシックな急戦定跡も網羅されています。
居飛車目線の次の一手も
居飛車目線の次の一手問題も数多く含まれており、居飛車、三間飛車のどちらかに肩入れした内容ではないので、三間飛車からの様々な派生戦法に悩まされている居飛車党の方々にも役に立つ内容になっています。
「観る将」の方々にとっても戦法辞典としてフル活用できるのではないでしょうか。
本書の目次
最後に目次を紹介します。
本書の目次
テーマ1 居飛車穴熊対△5三銀型三間飛車
テーマ2 居飛車穴熊対△6四銀型三間飛車
テーマ3 居飛車穴熊対コーヤン流三間飛車
テーマ4 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車
テーマ5 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車急戦向かい飛車
テーマ6 居飛車穴熊対トマホーク戦法
テーマ7 地下鉄飛車対銀冠穴熊
テーマ8 居飛車急戦▲4五歩早突き型対三間飛車
テーマ9 居飛車急戦▲3七桂・5七銀左型対三間飛車
テーマ10 居飛車急戦対三間飛車△7二銀早上がり型
テーマ11 先手三間飛車対居飛車急戦△5三銀左型
テーマ12 先手三間飛車対右四間飛車
テーマ13 左美濃対三間飛車
関連記事
あわせて読みたい
【2022年7月更新】ノーマル三間飛車の棋書、定跡書まとめ
序盤早々に▲6六歩(後手番ならば△4四歩)と角道を止める三間飛車、いわゆるノーマル三間飛車の棋書、定跡書をまとめました。2000年以降発売の棋書を対象として、ノーマル三間飛車本/居飛車側のノーマル三間飛車対策本ごとに、新しいものから順に載せています。
あわせて読みたい
【2022年5月更新】ノーマル三間飛車の基礎知識、定跡まとめ
ノーマル三間飛車(角道を止める三間飛車)の基礎知識、定跡をまとめました。詳細記事へのリンクも載せています。
コメント