この記事は、2003年に書いた記事に加筆修正を加えたものです。
目次
石田流 対 棒金
(参照サイト:大阪正棋会)
▲土居文雄氏 対 △吉田義雄氏戦より。吉田義雄氏は県(府)代表経験が何度もある強豪です。
この対局の棋譜は正棋会ホームページから参照しました。このホームページではアマ強豪の棋譜が数多く公開されていて、とても優秀です。稲葉陽八段が若干12歳の奨励会員だったころの棋譜もありました(下記リンク参照)。
正棋会王将戦 2001.07.08
第1図は典型的な石田流VS棒金。
第1図以下の指し手
△3三角
▲6六歩 △4二銀
▲6七銀 △4三銀
▲6八金 △5四銀
▲5六銀右 △2二角!(第2図)
柔軟な構想
角交換で戦える△3三角型をとり、相手が角道を止めて亜急戦模様にしてきたためふたたび角を引き△1三角型を目指す、という柔軟な構想です。参考になります。
しかし実戦は以下▲2六金△1三角?▲2四歩!と進み先手有利に。△1三角のところでは△3三桂と待つべきだったようです。▲2四歩が好手で、△同歩の一手に▲1五歩。この筋は常に気をつけましょう。
しかししかし、この後逆転して吉田氏勝利。強い。
関連棋書
コメント