VS右四間かんたん講座 第3章・第1節 基本形までの指し手 その2

右四間飛車 VS急戦&右四間

▲3八玉に△6五歩の変化

第1図は、前回の第4図から△6五歩と突っかけてきたところです。

【第1図は10手目△6五歩まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v王v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v角 ・|二
|v歩v歩v歩v銀v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 飛 ・ ・ ・ 王 ・ ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=10 △6五歩まで

後手の飛車の横利きが通っているため、前回解説した切り返しは成立しません。とはいえ、▲6八飛と寄っても▲6五同歩と取っても、先手はそれなりに戦えると思います。両手順とも紹介しておきます。

▲6八飛の変化

まずは▲6八飛から。

第1図以下の指し手(その1)
▲6八飛  △6六歩
▲同 角  △同 角
▲同 飛  (参考1図)

【参考1図は15手目▲6六同飛まで】
後手の持駒:角 歩 
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v王v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v銀v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 飛 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 王 ・ ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩 
手数=15 ▲6六同飛まで

参考1図以下△6二飛と回ってしまうと、▲6八飛と引かれたときに▲6五角の筋が受けにくいと考えられます(△6四銀には▲6三歩)。そのため参考1図以下は△5四銀でしょうか。

続いて▲6八飛に、△6五歩と打たないと後手は玉を囲えません。以下▲7八銀に△6二飛ならば▲6三歩、のような展開か。激しい展開になりますが、先手やや良しでしょう。

▲6五同歩の変化

続いて▲6五同歩の変化は。

第1図以下の指し手(その2)
▲6五同歩 △8八角成
▲同 銀  △6七角
▲7九飛  △4五角成
▲3六角  △同 馬
▲同 歩  △5五角
▲7七角  (参考2図)

【参考2図は21手目▲7七角まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v王v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v銀v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 歩v角 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 角 ・ 歩 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ 銀 ・ ・ ・ ・ 王 ・ ・|八
| 香 桂 飛 金 ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩  
手数=21 ▲7七角まで

参考2図以下、角の成り合いは先手が良さそうです。△7七同角成ならば▲同銀で、先手が大きく手得。これも不満無さそうです。

基本形の手前まで進行

というわけで、前回の第4図から△6五歩は無理筋なので、△6二飛か△5四銀とすることになります。

三間飛車側が注意すべきなのは、△5四銀と上がってきた場合に、さらに突っ張って▲2八玉とはできない、ということ。さすがに5四まで銀が上がっているのが大きく、ここまでは頑張れません。

そこで▲5八金左または▲6八銀と上って6七の地点をケアしておく必要があります。

結局、前回紹介した②▲4八玉、③▲5八金右、④▲6八銀のどれを選んでも、第2図のような局面に落ち着きます。

【第2図は13手目▲6八銀まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v王v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・v飛 ・ ・ ・v角 ・|二
|v歩v歩v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・v歩v銀 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 飛 銀 金 ・ 王 ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=13 ▲6八銀まで

第2図は基本形のように見えますが、後手玉はまだ居玉であり3二にいないので、基本形には到達していません。そしてこの飛車と銀が整った(6二飛・5四銀型)タイミングで△6五歩と仕掛けてくる可能性があります。この変化について、次回説明します。

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VS右四間かんたん講座 第3章・第1節 基本形までの指し手 その3

2019年4月30日

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2018年10月25日